JOJO4部_アニメ 第5話 虹村兄弟 その3

Part4 ダイヤモンドは砕けない

あらすじ

形兆を打ち破った仗助と康一。

これ以上被害者が出ないよう、

弓と矢を探して破壊することにした2人は、

屋根裏部屋の奥でそれを発見する。

だが、薄暗い部屋の奥からは何かをひっかくような音と奇妙な叫び声が!

意を決した仗助が部屋の中へ飛び込もうとした

その瞬間、怪物のような手が康一の足をつかみ―。

スタッフ

脚本:小林靖子

絵コンテ:津田尚克

演出:高村雄太

作画監督:西位輝実

名シーン

広瀬康一が見せる黄金の精神!

広瀬康一の魂の強さを魅せるシーン。

と同時に、

仗助は康一の発言を俯瞰してみて諌めながらも、

しっかり受け入れる優しさを見せ、

器の大きさを見せる。

このやり取りが4部の根幹の強さだと思う。

命のやり取りをした後に

こういう気持ちにはきっとならないよ、普通は。

明かされる虹村家の悲劇

虹村形兆が弓と矢でスタンド能力を生み出していたのは、

DIOの肉の芽の暴走で不死身の怪物となってしまった父親を

殺せる能力を持つ人間を見つけるためだった。。。

形兆が子供の頃に父親から辛い仕打ち受けつつも、

父親が怪物になった時に、

それでも救ってやりたいと思う子供心。

ただ、それを正義として他者を陥れてしまうこと自体は、

「悪」だし、

それを自覚し背負う覚悟をした形兆は修羅と化したということ。

形兆の深淵の闇の奥に潜む悲哀と覚悟、

それを具現化したスタンド「バッド・カンパニー」の様に、

改めて虹村形兆という人間の魅力に気付かされました!

家族の絆を「直す」ことで、その魂を救う仗助!

虹村父が10年以上、

来る日も来る日もやり続けたのは、

バラバラになった家族の写真を「直す」ことだった。

それは自分が原因でバラバラになった家族を、

もう一度と…

という願いでもあったのかな。

怪物とはいえ虹村父の細かい所作を観察し、

その意図を見逃さず、

まずはやりたかった写真を「直す」ことで

虹村家の魂を救ってみせる仗助はさすがです!

現れた新手の敵、そして形兆はその手にかかる…

突然現れた新手のスタンド、

レッド・ホット・チリペッパー!

電気を主体としコンセントから弓と矢を奪わんと強襲する。

億泰を庇う形兆が胴体を貫かれ

コンセントの中に引きずりこまれる。

虹村家の不幸を1人で一身に背負い込んで、

誰も、

弟すらも信じず、

直前まで父親、

弟の億泰へ見下す発言をしていた形兆が、

目の前で億泰が殺されそうになった時、

真っ先に動いて庇う様はグッと来ますね。

ここは億泰の視点、

仗助の視点でも色々思うところがあったけど、

形兆視点で見たのは初めてだったので、

家族の為に「悪」として存在してきてしまった形兆の弟を庇った非業な死に、

ほんと切なくなりました。。。

名セリフ

「そっ、それはダメだよ!ぼ、僕は仗助君に傷を治してもらったから生きてるけど、でもさ、あの弓と矢で誰かがまた射られたら、今度は死ぬかもしれないんだよ、この町で!」by 広瀬康一

形兆を退けたが、

大きな怪我を負ってしまった仗助。

康一も助けたしそのまま退散しようとする仗助に康一が放った熱い台詞!

さっきスタンドに目覚めたばかりだけど、

自分と同じ人間をこの町では増やしたくないという信念が炸裂する。

康一には既に黄金の精神が宿ってるよね。。。

「俺んちの近所にこんなのが住んでたなんて」by 東方仗助

虹村父に遭遇した時に思わずこぼした一言。

いや、10数年住んでる家の真向かいにいるのを知ったら、

驚くし、背筋が凍るよ。

身近に潜む恐怖ですね、まさに。

「逆だ、親父を殺してくれるスタンド使いを、俺は探してるんだよ!」by 虹村形兆

さっきまで殺そうとしていた仗助の前で、

涙を流しながら真意を語る虹村形兆。

それまで冷血漢から

憑き物が落ちたように自分の胸の内を吐露する。

形兆に必要だったのは、

父親を殺すスタンド使いではなく、

信頼して話を聞いてもらえる人、、、

だったのでは。。。

「殺すスタンド使いよりよ、治すスタンド使いを探すっつんならよ、手伝ってやってもいいぜ!」by 東方仗助

相変わらず、素敵な台詞を言う仗助。

「治す」のは怪物から人間に、

ってだけでなく、家族の絆もだろうな。

そして、家族の絆は元通りではないにしろ

修復しつつあって。。。

「億泰、おめぇはよ、いつだって俺の足手まといだったぜ」by 虹村形兆

レッド・ホット・チリペッパーに

コンセントに引きずり込まれる際に、

虹村形兆が残した最後の言葉。

最後まで億泰には悪態をつく、不器用な兄貴。

人間関係、親子関係も几帳面ならよぉ、

また違った結末もあったのに。

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