JOJO6部_アニメ 第12話 集中豪雨警報発令

Part6 ストーンオーシャン

あらすじ

ラング・ラングラーを退けた

徐倫とウェザー・リポート。

しかし徐倫は目的地である中庭を目前にして、

プッチ神父と遭遇してしまう。

プッチ神父が黒幕だと知らない徐倫は、

彼に中庭へ行かせてほしいと懇願する。

仲間の存在を警戒したプッチ神父は徐倫を見逃すが、

すでに新たな追手を中庭に向かわせていた。

残り時間はあとわずか。

徐倫はスピードワゴン財団に

DISCを渡すことができるのか?

スタッフ

脚本:ヤスカワショウゴ 

絵コンテ:吉田秦三

演出:村田光、加藤敏幸

キャスト

空条徐倫:ファイルーズあい

ウェザー・リポート:梅原裕一郎

エンリコ・プッチ:関智一

スポーツ・マックス:小山剛志

DIO:子安武人

看守A:手塚ヒロミチ

看守B:濱岡敬祐

看守C:金子隼人

看守D:前田弘喜

ナレーション:大川透

感想

1クール最終話の回となりましたね!

しかも、TV版だとエンディングの後に、

プッチ神父とスポーツ・マックスのやり取りが

ボーナストラックのようにありましたね。

この12話もほんと面白かったです!

徐倫の覚悟の凄みがしっかり魅せられてますし、

プッチ神父の邪悪さと共に

計算外の事態に直面した時の脆さを堪能できましたし。

得意の素数を数えて

自分を冷静にするルーティンも見れましたしw

そして、13話以降の第2クールが

2022年秋以降にNetflix一挙公開と

地上波放送も決定しました!

予告編も公開され、

アナスイがついに活躍しそうですし、

ヨーヨーマとかも出てましたので、

区切りとしては

G・D・st Jailを脱獄するところまでかなと。

とにかく、今から半年後ですね!

うーん、待ちきれない!

名シーン

プッチ神父との遭遇

セキュリティを解除して扉を開けたのは、、、

神父?様?

徐倫にとっては予想だにしない人物が現れたことになるけど、

これが壮絶な戦いの幕開けとなる出会いとなるとは…

プッチ神父、

改めプッチは、

ラングラーではなく徐倫が生き残ったことに驚くが、

冷静さを保ちつつ、

徐倫の意図を探るように会話で駆け引きを仕掛ける。

徐倫は戸惑いながらも

誠意に言葉を重ねつつ、

根幹は巧く嘘を絡めながら

中庭への道を切り開こうとする。

激しいバトルでは無く、

静かなる駆け引きの妙、

スリリングでしたね!

結果的に徐倫の熱意に根負けしたか、

プッチは彼女の行動を見逃すことに。

もちろん彼女の言葉に心を動かされたわけでなく、

洗濯所に潜むもう1人の存在を警戒してのことであり、

中庭には看守を操り徐倫を狙撃する

といった保険をしっかりかけていたのだった…

若き日のDIOとプッチの邂逅

時は1988年のこと。

22年前の若きプッチは

現世に甦った悪の帝王DIOと出会い親しくなっていた。

DIOのことを

「時を止める事のできる男」と称しているけど、

この時点で既に時を止める能力に覚醒してたってことか。

というか、

自分のスタンド能力を他人に話すこと自体が衝撃!

そんなにプッチのこと信頼してたのか。

DIOは

「天国へ行く方法」

について語りだす。

そもそも「天国」とは場所ではなく

精神の向かう所…

とのことで、

先のプッチの天国論の大元になる話ですね。

この頃は丁度、

空条承太郎とジョセフが牢屋で出会い、

ホリィ・ジョースターがスタンド能力発動により高熱に侵された年。

そして、エジプトへDIOを倒しに行く年。

ただ、確かにDIOは明確に悪事、

というか世界を統べるという描写は無かったと思うので、

人の精神の在り方をプッチに親しく話していた

としても問題はないですね。

なぜ、不老不死の男が「天国」という概念に達し、

それを切望したのか?

それが明かされる日が来るのか…

それにしても

子安DIOの声は、

いつ聞いても、

何度聞いても、

心地良い!

この声で仲間にならないか?

と囁かれたら、

心を委ねてしまいますね…

凶弾に倒れる徐倫。そして事態は最悪へ向かう…

プッチによって操作された看守の銃弾に倒れた徐倫。

それにしてもホワイトスネイクのDISCは

かなりチートなんですけど。

記憶やスタンド能力を記録して保存ができ、

逆に音声の命令を記録して他人に入れ

命令に従わせることができる。

しかも生物なら全て有効ってことで、

非スタンド使いなら

もう思うがままに支配できますがなぁ。

しかもプッチの邪悪で狡猾な知能もプラスされるから

ほぼどんな敵でも圧倒できそうです。

本編に戻ると、

ようやく中庭に辿り着いた徐倫に

躊躇なく腹部に2発も銃弾を撃ち込まれ、

絶望に叩き落とされます。

DISCを手放してしまい、

重傷で身動きできず、

ほぼ詰みな徐倫。

銃声音から徐倫の危機を知ったウェザー・リポートは

力を振り絞り何かの能力を発動させる。

すると、今にもトドメささんとする看守の手に空から何かが降ってきて妨害する。

ん?

カエル?

青いカエル?

それは体表に猛毒を持つヤドクガエルとのこと。

しかも大雨のごとく、ヤドクガエルが大量に降り注ぐ!

これ、ウェザーの天候を操る能力ってこと?

天候で竜巻を起こして

意図的に生物を振らせられるってこと?

ウェザー・リポートもチートだろぉ!

もうとんでもないなぁ!

何にせよ、徐倫はトドメを刺されなかったが、

降り注ぐヤドクガエルが潰れた毒液に

さらに窮地に陥っていく…

窮地に追い込まれたプッチの精神力を見よ!

ヤドクガエルの大雨?は、

プッチのプランをぶち壊し、

逆に逃げ場を失い、

自分が命の危機晒されることに。

ほぼ勝ち確定から

盤面をひっくり返され、

逆に王手をかけられるとか、

プッチの立場にしてみると、

「そんなアホなぁぁーー!!」

な場面。

ただ、さすがは聡明なプッチ。

まず状況を冷静に把握し、

さらに自分を落ち着かせるルーティンとし素数を数える。

自分のカードキーを落としてカエルまみれの中に、

操ってた看守を呼び寄せるが

取り乱しておりカードキーを迂闊に出してそれも入手できず。

鉄格子の外から駆けつけた看守に助けを求めたが、

事態にビビって応援を呼ぶ体で逃げ出そうとする始末。

全てが悪い方向へ。

いや、こんな時ほど“素数”を数えて冷静になるんだ!

逃げ出す看守にカエルを蹴り飛ばし、

それに命令DISCを投げつけカエルを飛散させ、

看守を足止めにし、

逆に自分に助けを乞うように仕向ける。

さすがだけど、回りくどいか?

DISCを投げて命令させられるなら

そのまま看守に投げれば良かった?

まあ看守に罰を与えるって悪意もあったかも。

サヴェジ・ガーデン作戦完了!そして次のステージへ!

窮地を脱したプッチは

ホワイトスネイクに中庭の様子を探らせ、

徐倫の生存確認とDISC回収を命じる。

噴水の近くに数多のカエルに埋もれて

動かなくなっている徐倫が。

お、おぞましい…

そして、DISCの捜索を始めるホワイトスネイクは、

程なくDISCを見つけ拾い上げる。

その瞬間、糸がDISCに絡みつき、

かっさらっていく!

何と、徐倫は生きていた!

銃弾の傷は深いものの、

ヤドクガエルの大雨は

ヤドクガエル自身をクッションにして

毒液を出させないことで何とかやり過ごす!

何という機転、

何という土壇場での爆発力!

さすが、ジョースター家の血統だわ。

激昂しながらも

ホワイトスネイクは徐倫にトドメを刺そうとする、、、

が、徐倫はDISCを上空に投げつけ、

それを回収したのは…

鳩?

何と、サヴェジ・ガーデンとは鳩の名前だった!

ついにスタンドDISCをSPW財団に渡すことに成功!

これで父 承太郎が息を吹き返すことができる!

結果的に出し抜かれてしまったプッチは、

重要なのは承太郎の記憶DISCだと、

目的は”天国”を探すことだと、言い聞かせる。

一見負け惜しみに聞こえるけど、

事実は認め、冷静さを保ち、激昂せずに、

自分の目的を再確認する作業を行うところはさすがだわ。

やはり手強い敵だ。

そして、地上波では追加シーンとして

スポーツマックスとの会話が流れて、

既に次の手を打っている。

この抜群の引きを見せて、2ndシーズンへ。

マジか、待ち遠し過ぎるぞ!

名セリフ

「どうする?この人を殴り倒すの?もちろんできるわ。父さんの命に比べたら、な…殴るくらい」by 空条徐倫

神父様との不意の遭遇に、

さっきまでの決意が揺らぎ葛藤する徐倫。

「神父」という言葉は

職業というより尊称であり、

「尊敬できる人」や

「父親」のような意味合いもあるようで、

父親を助けようとする徐倫が

父親の尊称である神父を殴ることに

躊躇するのは至極当然のことですよね。

この辺りも流石ですよ、荒木先生!

「人に対し何かをしてあげるということは、全て見返りを期待しての行為だ。人に親切にするのは自分も親切にしてもらうためであり、無償の愛というものはない。無償の愛とは、天国へ行くための見返りだからだ。」by エンリコ・プッチ

名言…というかこの世の理の言葉ですね。

まさに根底はこの言葉通りに人は行動しているし、

全面的に支持します。

むしろ無償の愛は求めてないと自分では思ってます。

見返りとして期待したいのは、

「礼義」を尽くされることであるとも。

「幸福とは無敵の肉体や大金を持つことや人の頂点に立つことでは得られないというのは分かっている。真の勝利者とは”天国”を見た者のことだ。どんな犠牲を払っても私はそこへ行く。」by DIO

悪のカリスマが人の進化の可能性と

自らの目標を語っていた台詞。

この台詞だけみると、

彼は100年以上の孤独の中で

不老不死という解の先の答えを模索していた

1人の人間という風にも捉えられる。

“天国を見る”という表現がまた独特ですね。

天国を得るではないので、

具体的な場所や物でなく

精神の行き着く先ということですから、

人間支配には既に興味がなかった可能性がありますね…

「落ち着くんだ。”素数”を数えて落ち着くんだ… “素数”は1と自分の数でしか割ることができない孤独な数字… わたしに勇気を与えてくれる。」

自分が追い込まれた時に

冷静さを取り戻すために行う

プッチのルーティン。

“素数”は1と自分しか割れない孤独な数字

…なんだと。

数字が孤独とか考えたことないわw

でも、それで勇気をもらえるらしいので、

考え方次第で心の力を回復できるんだなと感心。

ジョジョの悪役は

割と追い込まれて

そこから脱して

精神的に成長していくパターンが多いから、

プッチは今後も含めて”素数”を数えた時は

ドンドン成長していくことになります。

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